灰かぶり姫【姫シリーズ】

灰かぶり姫【姫シリーズ】

昔、灰かぶり姫を憎む少女がいた

周りと少し違う見た目に浴びせられる
心無い言葉や無邪気な罵声

家にも居場所はない
夢を買い漁る父
瓶とお友達の母

自分はあの姫のようには
救われないと知っていた

夜十二時の鐘がなる

少女の足元には
手紙と片方だけの上靴

魔法なんてなかった

昔、灰かぶり姫を羨んだ少女がいた

投稿者

京都府

コメント

  1. 【シリーズ】面白く読みました。

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