AIは人間を 「猿の一種」に引き下げてしまった
「AI」と対話するようになったためだろうか
いつの間にか
周囲のヒトの顔が基本的には
「猿の一種」に見える
これまで知性と品性は「人間」の側にあったのだが
人間のそれはAIに劣ることが明らかになった
マウスに手をのせて指でクリックし
コンピュータの画面を見ているヒトの所作が
もはや「猿っぽい」
思考しているのはAIであって
ヒトはその仕組みも理解できずに
コンピュータをただ操作しているだけなのだ
操作するだけなら「サルでもできる」
発達した人間の知性はAIを作り出したが
このことによって人間の思考力は徐々に低下しゆき
思想を失い感覚や本能的な部分だけが
残ってゆくことになった
神はヒトを作られたというが
ヒトがつくったAIは人間を
「猿の一種」に引き下げてしまった
しかしながらAIというものの限界は
そのアプローチとして既存の情報を収集し
既知のものごとに基づいて言葉の上での
「最適解」を導こうとすることにある
人間がたてた様々な「問い」に対してAIは即座に最適解を返してくれる
このことは発達した現代のさまざまな知識を学ぶには短すぎる
人間の一生を補ってくれるだろう
そして「人間の脳」にはこれまでにはなかった新たなものを
創造したいという本能が備わっている
また人間の一生は短いが永遠を思う心をもって
神さまに祈りをむける
AIを使いこなすことで人間は
これから何を生み出してどのように
変わってゆくのだろう
もしかするとこれから先は
運命と可能性の女神
Fortunaとともに
歩むことになるのだろうか
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