孤独ではない星
かの星は
真の闇の中にて
ひときわ光り輝き
而して数多の星屑らの道標と成りぬ
果てのない空間にて
素晴らしく輝き過ぎる所以に
かの星自身は道標を持たぬ
星屑らがどれだけ合図を送っても
遠き宇宙の隔たりより
その程度の光ではかの星には到底届かぬ
星屑らの存在さえ
かの星は気づいておらぬやも知れず
ましてやそのか細き光なんぞや
このままではかの星は
真の闇にただひとり
どれ程に朋友を求めおろうとも
星屑らは願う
奇跡よ、
かの星に我々の光を
か細き光が届いたかは誰も知らぬ
意志を貫くには宇宙空間はあまりに壮大なり
但し、
星屑らが奇跡を願った日より
かの星の氷柱の切っ先の如く鋭き光は
さながら夕映えを懐かしむ色に変わりぬ
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