2022年1月6日 東京

東京に冷たい灰が降る
未来の何処かが
燃え尽きたのだろうか

東京に冷たい灰が積もる
過去を慎重に踏みしめながら
ペンギンになる

降っているのが冷たい灰なのだから
天気予報は外れていない
ただポエジーが足りないだけだ

笑い飛ばしてから真顔になろう

エナジードリンクがあって
ポエジードリンクがないのは
ほとんどの人が必要としないから

それでもポエジーを求めて止まない
とってもジャンキーな私は
もう忘れてもいい傷痕を
誰かに見せびらかしたくて仕方がない

東京が冷たい灰に埋もれていく
このまま立ち止まって南無阿弥陀仏
灰に埋もれて即身仏になれるならそれもいい

などと格好をつけるのが私の悪癖
明日になれば灰は消え失せ
鼻持ちならないピリオドが落ちているだけ

ところでさっきから背中がゾクゾクする
また言霊(B級)が降りてきたらしい

私の背中に生温い銃口を突きつけて
私に詩を書けと言う

体裁の良い戯言はもういいから
ちゃんと詩を書けと言う

分かっている
もう何もかも分かっていると
宥めてはみるものの

未だに私は
一度も詩を書いたことがない

投稿者

東京都

コメント

  1. と言いながら上質な詩となる逆説的な構成が素敵です。ポエジードリンク飲んでみたい。

  2. ポエジードリンク、私も頂きたいです。そして、灰を、もっと柔らかなもの、情緒あるものに昇華させたい。

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