でかはどこですか?
駅の音 怒る叔母たち 大阪や 自分は自分...
ココロボソイ
あの子が震えていた 寂しいのに辛いのに一...
映画『プー あくまのくまさん』『ビーキーパー』『アビゲイル』『ノウイング』感想詩
まったく関連なく観た四つの映画に流れを...
088
昨日は近く 今日は遠い 明日はその中間く...
情事
マスクっていう白いものの中は とても限ら...
市 ; 且
波音や 入り日の梯 第一歩 瞠視と睇視 ...
たぶん東
すっぴんの女は足先を西に向けている こわ...
花ひらく春に
新しい春には 新しい私で 花ひらくように...
難解:創作環境を整えること
読者の意に反する反社的言葉により読者の創...
雨のこと
雨は犬だ 土砂降りの日に玄関で雨宿りをし...
おせつかい
誰も心に「爆弾」を抱えている 心が痛いな...
リフレイン
僕の放った言葉が、みんなの中でリフレイン...
ANEVE AVGVSTVS
曇らすや ああ、君の呼気 わたくしは 君...
鬼見詩
鬼を見ました、鬼を見ました 春風の中に、...
船底
頭の中の港に 一隻のレモンが停泊している...
このいのち
いのちをそまつにしないでほしい いのちは...
087
あからさまに 迂回されても わかりやすく...
千早ふる
灰街に夕立 虚な二人は 濡れた手や 歯痒...
真実は、日常生活をあっさりと乗り越えてしまう
闇が深すぎるというのが悩みといえば悩みか...
右耳の孤独
左耳をなでた風 君が笛を吹くおと だれの...
彼らは彼女を予想していなかった
雨垂れや 将棋の後で 照る網戸 颪の最後...
心を塞いだ国
あたしは君の好きな言葉をあつめて くたば...
シュガーに居たいぜ
きみと珈琲車厘が食べたい(食べたい) そ...
初めてで
なんでなの、 心は重い 影を見て 気は精...
花びら
花びらが キラキラ光る 遠く霞みて 久し...
桜飯
やがて白銀の景色は薄桜に染まり、 雪風は...
ありがとう
年をとる また一年 思いがけないような ...
ねむい
いつも私には スマホの一番暗い明りが一番...
0時の私は僕である
継ぎ接ぎの私が そっと泣き出して 胸の奥...
即興/春
朝明けの街に 小さな声で歌がひびく 光の...