「私は凄い人間だ」
気持ちが折れてしまった時 自分を沢山卑下...
バランス
まどろみとまどろみとの間に 途切れ途切れ...
息
日々のなかの のっぴきならない 悲しみに...
朝空
玄関の鉄扉を開けたら 西に、有明の月が浮...
旅往く
朝まだき 立ち込める霧に 溶け込んで あ...
少女その他
やゝもすれば虛無が 私に襲ひかゝらうとす...
涙次自由韻律俳句集
〈さみしいそれもひと味 涙次〉 或ひは私...
水と微風の世界
だうぞ肉體を供物として下さい 過去への・...
ドジな人
その人の名は どちらでしょう その日暮ら...
つながり
遠い 忘れ去った 何か 「心を亡くすと書...
愛は
〈薩摩揚げ載せた饂飩よ晩小春 涙次〉 そ...
079
きつね あぶらげ おいなりさん あかい ...
保存しますか?
保存しますか? 思い出したくないことばか...
机の上にある華
今やらなきゃいけないことの となりに 何...
渋滞
誰もいない言葉 綴られただけの 八月の少...
忙しない睦月
月曜日 大統領就任の日 ワシントンD.C...
日本人よ
夏の暑さを、許しなさい 夏は、暑いもので...
冬の刺青
ほんとうのことは ほんとうのことにしか ...
今朝聴いた音樂
二種類の音樂がある 中古盤屋で¥100-...
冒険
冒険 この旅は夢かうつつかまぼろしか...
無意識ネットワーク
脆弱な無意識ネットワークだから眠っている...
大昔ホラ話『軟便出太郎』
大昔、あるところに酷い便秘に悩まされてい...
不等号
「昨日までは、ね。」 と話すあなたに 「...
父親
私の父は 或る人たちからは 無頼漢だと思...
室町無頼
室町無頼 たぐいまれな 情弱の男...
とろいめらい
いくつもの残像からの、しばらくの瞑想の、...
東京
池袋まで電車で30分の處に住んでゐる だ...
イマジズム詩②
水蜜桃 滴るジュース- 冬とは眞逆のもの
イマジズム詩①
外は 今日をすら古びさせる 風が吹く 院...