大雪におもうこと
みぽりんが死んだ日に アダモちゃんが...
靴下
静かな夜の小さな 廊下を裸足で歩いてみた...
あったまろ
水曜日は通院日 ぜんそくの治療のため 朝...
周回軌道
これまでの人生 一体どれだけの分岐点に立...
青空の果ての何かへ
こころの果実が ひとつ 青空へ 落果した...
空言
鷽(うそ)が来て 山桜の芽を食い散らかし...
戦争やりたい
戦争やりたい いろいろ考える前に とりあ...
074
思春期を過ぎても 他人の視線が怖かった ...
切通しの道 (⑦)
付き従う者たちは、観音堂にて咀嚼する こ...
吐息
山裾の丘陵地 総合病院の裏出口から ...
不在の祭り
私がいないどこかで ドカンと花火は上がり...
AI利用の結論
AI利用の結論:文字の表層の上書きでなん...
後日談
あなたが転んだ わたしは転ばなかった 並...
モノカキ
作品の中では 何を描いてもいいというわけ...
時には 負けるが勝ち
無 無から始まる 何かもあるだろう その...
転向
その豹は 狩った鹿を 薔薇に変えた 怒っ...
碧の欠片
白いテーブルに散らばった、 古い痛みと哀...
冬がくる
春、つかんだ花が 醜くなってしまった あ...
『深夜のミルクラウンジ』
超高層階のエレベーターをどこまでもどこま...
大人の都合
本流が埋められてから幾年か歴史から消えそ...
静けさの果てに
真夜中の 静けさ このなかで ささやく ...
白い
白い息が 空に溶けていく 温かい 私が生...
現在だけしか感じない 001
ルモンドの美味しさに うつつをぬかしてい...
切通しの道 (⑥)
喪失が追いかけて来る 〈忘れものだよ〉 ...
刃物
冬の石畳みの 陽だまりを愛しながら 時計...
Crayon,
俯いたままひとり国道を進む 固いアスファ...
知らんぷり
草の根と息吹と あなた、忘れていったね ...
声明、三十種類ノ顔持ツ男ヨリ
アノ顔ハ、 夜涼坂ニ置ヰテキタノダ アノ...
光る風に戦ぐ影は
ふと 思い出した命 この命は悲しみに満ち...
拝啓、中島みゆき様 vol.1あぶな坂
1976年に発表されたファーストアルバム...