心感デッサン27
心感デッサン 2024.10.6 by ...
はじまり
はらはらと 音が立ち始める 訝しげに空を...
サイレント
セントラリア いつかまた貴方と行こうと ...
繋がれなかったわたしと私
生まれたばかりの赤ん坊には、無数の神経細...
舞踏 (三)
蜘蛛が一匹、舞台から消えた 羊の糸で編ん...
カステラ
嬉々として 和尚のくれた カステラも 他...
lullaby
生まれた日のこと 覚えている 横顔 カー...
詩人の墓を乗せて
一編の詩を 書き終えたら 一編の詩を 書...
図形
◯で笑って ■で泣いて △▼ おこっち...
夜の道
陽も落ちかけた 誰もいなくなった公園の ...
!
「いっせいーのーせって知ってる? 「言っ...
我慢知らず大国ニッポン
命が惜しいと老人は若者に、我慢を強いる ...
唇
散乱したゴミが 部屋の片隅 産卵をしてい...
陽炎と女たち
舗装されていない長いまっすぐの道から立ち...
夏の翳
夏の翳は、 どれもこれも短足で 特に根本...
薔薇ノバラのばら野
私は自分の肋骨から一人の女を造りだした。...
晩秋
一匹の 虫の音が絶えた やがて虫の命も ...
スケッチ -日常-
雨が降っている。 窓ガラスにあたって す...
可能性
命 だけでは 生きられないと 現実は言う...
4種類のケーキ
* シューケーキ 3つのお星さま 4...
夏の宵
扉を閉ざす木造の二階建て くねくねと蔓草...
あなたの笑顔が
いつもきちんとしていて 余計な話はしない...
ビトウィーン
僕らはいつも同じ道を歩く でも思う 足を...
画家(五)ゴッホ
カルバン派の父の信仰は息子を供物とする ...
庭
食卓には薔薇の枝を刺した鉢 澄んだ水が張...
男女の友情
ただ異性の友達が多いだけなのに 侍らせて...
潤井川
コキュトスの 貴種流離からもれ鼓 打つこ...
それだけ
私の人生の旅ではこの肉体の死が一つの終着...
許されざる者
隠れるように隠れるように 息をするのさえ...
心感デッサン26
心感デッサン 2024.9.22 by ...