陽炎と女たち
舗装されていない長いまっすぐの道から立ち...
夏の翳
夏の翳は、 どれもこれも短足で 特に根本...
薔薇ノバラのばら野
私は自分の肋骨から一人の女を造りだした。...
晩秋
一匹の 虫の音が絶えた やがて虫の命も ...
スケッチ -日常-
雨が降っている。 窓ガラスにあたって す...
可能性
命 だけでは 生きられないと 現実は言う...
4種類のケーキ
* シューケーキ 3つのお星さま 4...
夏の宵
扉を閉ざす木造の二階建て くねくねと蔓草...
あなたの笑顔が
いつもきちんとしていて 余計な話はしない...
ビトウィーン
僕らはいつも同じ道を歩く でも思う 足を...
画家(五)ゴッホ
カルバン派の父の信仰は息子を供物とする ...
庭
食卓には薔薇の枝を刺した鉢 澄んだ水が張...
男女の友情
ただ異性の友達が多いだけなのに 侍らせて...
潤井川
コキュトスの 貴種流離からもれ鼓 打つこ...
それだけ
私の人生の旅ではこの肉体の死が一つの終着...
許されざる者
隠れるように隠れるように 息をするのさえ...
心感デッサン26
心感デッサン 2024.9.22 by ...
実験的な僕らの詩
みんな誰かの上 生 死 死 死 離れ離れ...
こころの奥に
こころの奥に あったもの 普段は隠れてい...
未来から 始まる絵本 007
繋がり生まれる意味を求めて 無意味な旅を...
ことば
書きかけては 手が止まる 手紙 久しぶり...
エーデルワイス
反復する呼吸 少しの重さ ありふれたこと...
夕べ
知らない街を歩いていた 人がおり、飲食店...
画家(二)ボナール
ついその爪先をセブンティーンだと言う 水...
愛し合っても
二人の事だから 苦しみを受け止めよう 些...
運
紫から黄へはこんだり 黄から紫へはこんだ...
070
物思いの先に 秋がとまる キバナコスモス...
被暑地
少年の濃い影、 隠れようともせず 手際よ...
老いの準備
ずっとずっとそんなふうにしか思えなかった...
からっぽ公園
錆び始めているシーソー 風が漕ぐブランコ...