凍った雨
白い塗装の剥げかけた 木枠の窓に 吹きつ...
ここで
私は何が出来るのか?...
ホスポダでピヴォ
ノクターンの聞こえるボロいアパートの窓か...
ヤギの頭のスープ
カバが日めくりカレンダーを 一枚ずつめく...
ほっぺちゃん日記 愛のままにわがままにばばあだけは傷つけない。あったかい雨
ばばあがこの頃、パイロットの資格を取った...
生きていくために
人間が一番学ばなければいけないのは 悲し...
アモール
なだらかな丘から 飛んでいくアモールを ...
061
ふ と 見上げると クジラは空を読んでい...
あーとのあと
ひばりが死んだ つとめて、つんざく、つり...
ヤー・チャイカ
船の窓から宇宙を眺めると中性になる 雲は...
落花
通勤電車でふと絡みあう視線 作業着姿...
友達との別れ
聞いたときはびっくりしたよ まさか君と別...
意味なんて
地球が回っているから 時間が分かるん...
彼の人
彼は、美しすぎる人だった 疑うことを知ら...
幽霊団地。
故郷 今もまだ幽霊団地です。 床屋のマス...
きまぐれ。
そうかお叱りが面白い。 そうなのか(笑)...
不登校
春の青空が目に突き刺さる 後ろめたさを指...
残されたもの
忽然と君が消えた 影すら残さずに 世界か...
高嶋先生への手紙
昔々 その昔 あなたのもとに集い ...
カツカレー
カツカレーを初めて食べた カツもカレーも...
矛盾
これ以上生きる方法を教えないでくれ 僕は...
マグダラ
カルマとは 己の矛盾により 発生する 時...
いま
旅が終わって 私は今自宅に向かっている ...
萩
不忠義の志士たちが 由比ガ浜に野宿してい...
悪たれ
俺は悪たれ 嘘なんかじゃないさ 俺は悪た...
蛇行剣
若草山のてっぺんで 何と叫んでいるのか異...
すがる
もしも神様がいるのなら 生き地獄から 僕...
月夜
月夜、 今ほどに夜の優しさを、明るさを思...
雨の日のトカゲ
わたくしが潜在する地面の上に出て 確たる...
いだく
いたいけな こ を いだくなら いたみな...