自由に・・・
薄い日...
化粧室
梧桐の葉が 次第次第に拡がり 緑はむせる...
嫉妬
なぜあいつは、俺のしたいことを、俺のでき...
かたつむり
わたしを閉じ込める 蠢めくものたち 薄い...
溺れる
深い 深い 海の中に見つけた 小さな光 ...
零
黒曜の空のもと 琥珀の水に彷徨いながら ...
花冷えの夕食時に
新聞紙の紙飛行機 空へ送り出したとたんに...
苦いコーヒー
君はまだ寝ているね。 ...
生きる
生まれてしまった悲しみは 届かぬ虹の黄金...
理由
人と会うのが 億劫になる。 ささいなこと...
WAR CRY
戦場は何も 幾万の観衆が見守るフィー...
傘
さっきから 私の背を追って来る 咳払いは...
柔らかな非情
むごたらしく息を吐き、 憎しみから焼け残...
五月の雨
ネオンの滲む街角で ウオッカを飲み干し ...
それとそれ
比較的おだやかな日々 昆虫の眼で 塞がれ...
Shibuya, 9 a.m.
連休の狭間 いつもは間詰めのナブラもおと...
結婚
あたしが思っているものと きみが思ってい...
動画詩『明日の自分のために』
明日の自分のために 今 何をしてあげられ...
機械愛
目覚め前お休みちゅうのスマホらは枕の...
2枚目のピザは無料にならない
インターホンが鳴っておれは配達されたピザ...
心感デッサン15
心感デッサン 2024.5.2 by f...
アンチ・ドーピングソング
プロレスラーのみならず 80年代アメリカ...
おだやかな春
おだやかな春が やってきた 懐かしい花の...
表現とは、なにか?
僕には、友達がいません。 それで僕は頭の...
ナイル殺人事件
農道で戦車を追い越す軽トラは 収穫したサ...
粒が積もって雨となる
あめがふります り ま 長い...
空き家
長男の叔父が相続して二十五年間 空き...
グルタミン酸
きれいな人が 大きな昆布の束を抱えて ピ...
あいまいな記憶は改竄されていく
あいまいな記憶は改竄されていく 以前、N...
虫の声
夏の朝 お日様が目覚める前に 外を歩いて...