忘れてきたもの

二人で歩いた
ある日の夜に
一つの忘れ物があった

置いてきたのは、
箱包みでも、鞄でも、
教科書でもなく、
それは、
友、だった

全ての思い出と
全ての憎しみを
その日に置いてきた

喜怒哀楽を、
教えてくれたのは、
あの友だけど、
僕には重すぎた、
そう、
荷が重すぎた。

ワライ者にされた、
あの友に、
いつの間にか、
あの友は、
別人になっていた。

さびしかろな、嫌だろな、
でも、それよりも、
一番は、
嬉しかった――。

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