高原にて

「高原にて」

私だけの小径に霧が流れている

暮れたはずの黄昏がくすっと笑っている

決して楽じゃなかったあの頃が
こんなにも穏やかな寝顔を見せるなんて

逃げる為の旅じゃないけれど
忘れて仕舞いたい
そんな過去の幾つか

霧が消えてゆく
風が優しく追ってくる

白樺の小枝のかすれに
一輪の夢ゆれて

帰ろう

明日が待ってる

投稿者

長野県

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