ずっとメモにあったもの6(寒い体を拭いていて)

寒い体を拭いていて
このホテルはよかった

風呂がないのは
さみしいから
そんな家はくるってる

つくらせなかった
たいしたこと
ないだろうと親は

マジで自分ちに風呂を作らなかった
兄弟には部屋がなく、父が消え部屋ができると弟にやった
兄は坂田師匠のように桜雪のソファで寝た
だが最近物件を探していると、そんな家はざらにある。
毒親とかじゃなくて理念が設計思想が遺伝子が
じみている
峻別のできない親
言語の投げ返せない親
外はちゃんとしてるが
中はとろっとして
声も聞かずに
あいつにはピアノ、あいつには水泳、と思う親がいる
思うに
喋り続けるに
意志はさみしい
してこなかった設計思想に
浸されたまま
生きてありうる
読み終わった新聞をわたしの食べるとこに置く、あめのとき
自転車は親だけ玄関の中に引き込むスペースがある、とかでも
畳の部屋で寝ているとか
裁判で勝てないかんじの殺し方をしてくる
吸い取るためにうんだ
お引越しにでてくる三角の机あれ
象徴的であるが
34年
待つということがある
市営のグランドの外縁にある
自販機のようなものの前でずっとぼーっと立って
精算が終わらない
心の中にあるスラッジ初めて話す

投稿者

京都府

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