あんたれす
助平はやらしい
やらしいは性
性は男女
男女は愛
愛はベイビー
( 我が家には二人の親バカと
ダウンちゃんが笑ってる )
ベイビーは今宵も寝台にて
すやすや
すやや
すやすやや・・・
冬の星座の夢を見る
「あぁあれはオリオン座だね
蠍座はもう居ないね
億光年の時を越えて
オリオンを想っていたよ
あの日の過ちを
自らのこころに刺していたよ・・」
ママは北国の友にLINEしている
パパは自分の内に秘めた過去の秘密と
情熱の赤い星の記憶を遡(さかのぼ)り──
今宵、人知れぬ涙で
白紙に一篇の詩を書いた
コメント
あの日の過ちを
自らのこころに刺していたよ・・
サソリの毒針のようにでしょうか。自らの過ちと向き合う剛さんのこころがすてきです。
最終連がキマッテますね。
こしごえさん
ありがとうございます。
人それぞれに歴史があり、
自らの過ちと傷に向き合おうとして
あの日、詩を書き始めました。
終連は時を越えた自己浄化という感じです。
それぞれに違うことを胸に抱きながらも
一緒の空間にいる家族の幸せ
みたいなものを感じました
蠍ってタイトルが並ぶのかと思いきや、ちょっと崩す演出が洒落てますね。ひらがなで「あんたれす」と書くことで、そこに何か含意があるのかなあと、かなしい想像をしました。
最終連に絶大なるシンパシーを覚えます。
なるほど、過去の何らかの痛い(蠍の針にさされた)記憶を赤い星(アンタレス)に見立てたのですね。オリオンを殺した蠍もたぶん後悔したのでしょう。
宮永 蕗さん
いろいろなことが混ざっているようで
詩の構成としては、繋がっている感じです。
詩の大事なところを受け取って下さり
ありがとうございます。
トノモトショウさん
確かに含意の詩と思います。
さそり座も、オリオン座も、
深淵なる哀しみというか
単なる哀しみではない何かを
語っているような気がしています。
あぶくもさん
男はばかでめめしい?
というのは僕のことでありつつも
案外そういう心情をもっているものかもしれませんね。
たかぼさん
ありがとうございます。
神話というのは人間の何かを
語っているのでしょう。
マジでさぁ
愛はベイビーなんだよ
愛は、ベイビー
涙出るよ
ありがとうございます
ほんのり定型のリズムがここちよく、愛らしいです。
子どもに語りかけている感じも優しく。
パパは何を想って泣いていたのかな。
やはり星へのアプローチはそうなるので
タイトル的にレスしづらかったのですが
12月の祝福をメリークリスマス!早いか
那津さん
じーんときてくれて、ありがとうございます。
足立らどみさん
ありがとうございます。早めながらめりーくりすます。
たちまこさん
ありがとうございます。時々傷が、うずきます(人に歴史あり)