ああ青空の下で思うこと
雲一つ無い
ああ青空を
みつめていると
青空の静けさに深くうまる
こころも
青く染まる。
このからだが魂を
失うということは
いのちを失うということです
あのひとや
あのひとや
あのひとを
思う
このこころを生む
魂
魂は
どの道
このからだを
失う。
青空の遠さ
ある意味
こしごえという人間は
私では無い
とこの魂が言うが、
この魂は
こしごえのからだを
借りているのだった
青空の遠さよ
永遠は どうして生まれたのだろうかと
永遠のふしぎを思っても仕方ない。
生まれたからには
死ぬ運命にある
からだは自然へと帰るが
魂は永遠にいっしょだよ
あなたとあなたとあなたと
コメント
この詩(だけではないですが)を読んでいると、「生きるために詩を書いている」という感じが伝わって来るような気がします。最後の「あなたとあなたとあなたと」が三倍の強調なのか三人なのかで解釈も変わりそうで興味深いですが、はじめの方で「あのひとやあのひとやあのひとを」思っているので、おそらく三人なのかと考えました。ソウルメイトなら三人もいれば最強ですね。
谷川俊太郎さんの詩に、
空の青さを見つめていると/私にも帰る場所があるように思えてくる
というフレーズがありました。
久し振りに、谷川さんのこのフレーズを思い出しました。
青空の遠さよ/永遠は どうして生まれたのだろうか
というフレーズ、
共感いたします。
@あぶくも
あぶくもさん コメントありがとうございます。
ああ、この詩に限らず、私の書いた詩を読んでくれて、そこから生(せい)を感じ取ってくれていることをとてもありがたく思います。ありがとうさま。
うん、まあ、「あなたとあなたとあなたと」は、「あのひとやあのひとやあのひとを」と呼応させているつもりなので、あぶくもさんがそこまで深く思ってくれて嬉しいです。まあ、3人ということに こだわる必要は無いのですが、3という数字が好きなのもあります。ふふ。うん。
@長谷川 忍
長谷川さん コメントありがとうございます。
谷川俊太郎さんの「空の青さをみつめていると」という表題の文庫本の詩集を持っていることは持っています。ただ、この詩集を読んだのはもう数十年位前です。とはいえ、この題のフレーズは何となく覚えていました。
でも、私の書いたこの詩での青空などの描写は、私の実感から来たものです。谷川さんと私のこころや魂がどこかで(もしかしたら青空で)つながっているのかなあ、と長谷川さんのコメントを読んで思いました。ふふ。
永遠は、ほんと不思議ですよねぇ。うろ覚えなんですが、宇宙は無(の状態の中のエネルギー?)から生まれた、というのをずっと以前にテレビで見たことあるけど、それだって宇宙を生んだ物を更にさかのぼると何が生んだのか。分からないことをあんまり考えすぎると頭がおかしくなります。ふふ。でも、すごいとは思うし、永遠の謎?であって、ある種すてきに思えます。うん。
長谷川さんが、私の書いたものに共感してくれて貴重に思います。ありがとうさま。
とても素敵だと思いました。
青空と、こしごえさんと、たくさんの魂が、
声は出さずに会話しているようで。
「からだは自然へと帰るが
魂は永遠にいっしょだよ
あなたとあなたとあなたと」
ここもとても心を掴まれました。
ありがとうございます。
@草野まこと
草野さん コメントありがとうございます。
ああ、草野さんがそう言ってくれて ありがたいです。ありがとうさま。
でも、とても素敵と言ってくれる草野さんのこころと魂が素敵だから、そう感じるのだと思います。
草野さんが この詩を自由に豊かに読んでくれた。そのことが私は嬉しいです。
こちらこそ、ありがとうございます。
魂は永遠にいっしょだよ、というのは、ほんとうのところは誰にも分からないと思います。でもこれは、私の願望であります。それが叶うといいです。でも、私はふしぎな経験をしたことがあるので、きっと魂はずっといっしょなんだと思っています。ふふ。 うん。