赤い鳥たちの世界から

小さな部屋で詩を篇むわたしは
鳥たちが運ぶ文字を受け取る
断片、まとまり、叫び

パズルのように
文字を組み立てて整えれば
ひとつの短い物語ができてゆく

ずっと昔から
無数の赤い鳥が運ぶ
主人公たちの言葉を受け取って
組み立ててきた

この部屋には窓がない
あるのは
文字が落ちてくる筒と
詩を篇むための思考だけ

部屋から出れば
鳥たちの赤に染まった世界
何百回、何千回と
そこに出入りするわたしは

今日も輪郭を持たない
ただの物書き

——創作の世界より愛を込めて。

投稿者

北海道

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