動画詩『永遠だった日々』

動画詩『永遠だった日々』

忘れられない 忘れられない
忘れたくない

君がいない世界なんて
君がいない世界なんて

一人ぼっちじゃ 生きていけそうもない

それでもね
ある時 自然と笑っている自分に
気づいたの

私に語りかけてくる景色たち
常に変化していたんだよ

お花 お花 なぜ散るの?
落ち葉 落ち葉 なぜ落ちる?
夕陽よ 夕陽 行かないで

月と太陽 翳って 夜空を作り出し
また朝を見せるの?
わたしを乗せた まあるい惑星
なぜ回る なぜめぐる なぜここに
留まりたいのに…

夏になって 海
遠くでキラキラ 少しすずしい

秋になって 遠い空
見えない雲とか いっぱいあるね

冬になって 雪
まっ白くって まぶしくて

春になって つぼみ…
まだ忘れない 忘れるわけがない

弱音をずうっと吐いていたら
朝が来たよ

雨にぬれて 泣きたい気分で
歩いていたらすぐに止んだよ

私、とっくに気づいているのかもしれない…

このまま どんなふうにも
生きてさえいれば
何もかも 少しづつ 動いていって
それに気をとられているうちに
だんだんと薄れていく…

永遠の悲しみが
続くと思っていたのに…

本当は忘れたほうが良いんだよね
前を向いて
今よりもっと強くなって

そんなふうに生きていくことが
一番だってこともわかってる

でもそんなの
なんだかとっても さびしいじゃないか…

今もまだ この胸の中にいる
乗り越えたなんてそんなの嘘
だってまだこんなに苦しい

もう大丈夫だから
君は強いから 一人で生きられるって
まだそんなふうに 思ったりしないで

きみのこと
忘れたくない

まだ思い出にしたくない

君の言葉の一つ一つ
流した言葉のひとつぶひとつぶ
君が生きていた証拠となるもの
苦しんで付けた足跡長い長い一本筋の道のり

永遠だった日々が
遠のいていく

前を向いて
今よりもっと強くなる

朝が来ても忘れないから…
絶対忘れないからね!

投稿者

静岡県

コメント

  1. 絶えず移り変わっていく日々の中で、でも、忘れたくない想いや、風景や、人がいる。その「愛おしみ」をこの詩から感じました。そういうものを記録するために、詩を書いているのかな、などと考えることがありますね。

  2. @長谷川 忍
    ご感想ありがとうございます。すごく嬉しいです。
    >絶えず移り変わっていく日々の中で、でも、忘れたくない想いや、風景や、人がいる。
    そうなんですよね。どうしても残していけない過去があったりしたら、わだかまりとして残ってしまいますよね。
    >そういうものを記録するために、詩を書いているのかな、などと考えることがありますね。
    そうなんです。まさしくそのためですね。わかっていただけてようやく喉元すぎていった感があります。
    詩を書くと、収まりがつくんですよね。共感に心震えます。

  3. 過去は過去、今は今
    そう思えたらどんなにか楽でしょうね。。

    私がパートナーから送られた言葉なのですが、

    哀しみは愛深きゆえ
    いっぱい愛したんだよ
    あなたが愛したことは消えないよ

    それにあなたを愛してくれている人だったら
    あなたには笑っていて欲しいと思うんじゃないかな
    そう思うよ
    いっぱい泣いて笑えばいいよ

    そして、子どものようにめちゃ泣きました

  4. @TB6
    コメントありがとうございます。

    >過去は過去、今は今
    >そう思えたらどんなにか楽でしょうね。。

    そうですね。お気持ちわかります。

    >あなたを愛してくれている人だったら
    >あなたには笑っていて欲しいと思うんじゃないかな

    素敵な言葉ですね。

    >いっぱい泣いて笑えばいいよ

    いっぱい泣いたら
    そのあとは笑うしかないですもんね。
    泣いていいよと言ってくれるやさしさ
    いつか笑えると信じてくれることに、とても感動しました。

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