木の枝の分かれ目に
ちょこんと乗っかる小鳥の巣
その巣の中には卵が二つ

どんな鳥なのか誰も知らない
幸せを運ぶ青い鳥
不死の炎の赤い鳥
気高く美しい金の鳥
どんな鳥なのか

かえるまでのお楽しみ

いったいどんな鳥なのか
小さくかわいい鳥なのか
大きく偉大な鳥なのか
醜い汚らわしい鳥なのか

その巣の親鳥はいつか来る
その鳥の幼鳥はいつか殻を破る
どちらが先にかえるか

どっちにかけようか

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コメント

  1. なんとなく不安な時間帯、それぞれの意欲は、重なる草の葉から、欲望とは言い難いもの、なにげなくしなだれて、過去とも未来ともなづけたくない、ようやくの時間。めざめるものは暗い葉です。

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