空よ

水は流れて
ゆく

雲も 陽もながれて
ゆく

そして

空はくれて
ゆく

歎きはしない
悲しみもしない
うつろいは人のつね
朝に夕に
鐘の音の響く毎に
ゆらめくもの

あなたが
わたしの心に住んでいたという事だけが
何処かに
印されているだろう

だから
空よ、暮れて

ゆけ

投稿者

滋賀県

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