甲子園

「あ!」
と夫が声を上げる。
その声に反応してスマホからテレビをみる。
カキーン(本当にカキーンと聴こえるのですね)と野球ボールが飛んでいる。
それを追いかける少年を目で追いかける。
一挙手一投足に目が離せなくなる。
何も知らない少年達の泥だらけの青春を、真っ白いユニフォームの、アルプススタンドの少年達の青春を。
応援の野太い声が、選手に届いているといい。背中を押して、力を与えているといい。
8月の炎天下だ。
1チーム、また1チームと夏は終わっていく。
ボールを追いかけて泥だらけになる事もなくなるだろう。
更なる高みを目指して、手にする者もいるだろう。
光ある未来を。

投稿者

神奈川県

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