故意

故意

耳のうちがわ/に恋を注入し/耳鳴りを起こさせなければあなたはわからないのか/鼓膜は透明なのに/わからないのか/いえ/わからないのか/そもそも/人間とはわからないものなのですよ/透明なのに/人間は/鼓膜か/恋/によって/濁っている/そもそも/鼓膜は濁っているものなのですよ/耳のそとがわ/にきみがいて/うち/も/そと/も/わからないので/ごん/と/かなづち/の音がして/わたしが/金属/であることに気がつく/耳が詰まる/めまいがする/吐き気がする/吐いてしまえ/恋/お前よ/わたしよ/吐いてしまえ/どこへ/わからない/なお/あなたのあなたのあなたのあなたのあなたのわたしのわたしのわたしのわたしのわたしの/で/恋/よ/来い

投稿者

北海道

コメント

  1. 純であることの危険、順ではありえない気圏、準ではないものがすでに、聞けん。それでも恋は行為を求めている。耳たぶの引力で。

  2. これは良いですね。美味しくいただきました。

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