一億光年離れた星

一億光年離れた星

愛しているなんて。。。言ってくれなくていい

優しくしてくれるなんて、しなくていい

抱き締めてくれなくてもいい

その小さな手で、私のまつ毛をそっと撫でてくれなくても

私の耳元で君。。。何もささやいてこなくていい

いつものように、その微かな。。。暖かい息でね

何も約束してくれなくて大丈夫

こっち向いて、ほんの少し微笑んでくれる必要なんても。。。

君の、そのさみしいほほえみ

何もしてくれなくていいから

ただ、行かないでください

行かないでね

行かないで

私を見て

その暗くて潤った目で言ってくれ

私を決して離れないって

一人にしないでよ。。。私を。。。

私、自分とだけ、いたくないから

あなたと一緒にいたいよ

一緒にいたいよ

いたい

一緒にいたい、君と

一緒に痛い、君と

一緒に痛い

一緒に痛みたい、君と

ね。。。

一緒に痛もう

ね。。。

私の全身を触れてくれ

照らしてくれ

その瞳で

その遠い星で

1億光年離れた目で

答えな

その諦めのため息で

甘い諦め

どうか私を置き去りにしないでください

あなたが必要です

自分自身よりも、もっと

抱きしめさせてよ

あなたに触れさせてください

私、約束するから

ほんとうに

これで最後って

愛しているなんか、言ってくれる必要ないよ

ただ、そのドア、玄関のドア。。。

もうこれ以上開けないで

もう閉めて

そして、ベッドに戻ってくれ

ベッドの中

まだ暖かいよ

まだね

外はまだ深い青色のインクに染まっているし

まだ時間も早い

早すぎる、まだ

お別れを言うには

君を抱きしめさせてくれ

もう少しだけ

最後にもう一度

愛しているなんて

言わなくてもいいから

投稿者

京都府

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。