初春

初春

凛と天を仰ぐ
早咲きの紅梅が
碧空に映えて。

冬枯れの欅が
枝を広げ
黒々した樹形図を
地面に描く。

ほころびかけた
寒椿が
陽だまりで微笑み

南天が
三が日の終わりを
惜しんで
一層赤く生る。

投稿者

埼玉県

コメント

  1. そちらでは紅梅が咲いたんですねぇ、いいですね。^^
    この詩は、それぞれの植物の人生を(植物生?を)描いていて、それは人の人生にも当てはまるかなぁ、と思えます。
    みんなそれぞれの人生、それぞれがそれぞれにすてき。どんな人生もすてきだと思える詩だと思いました。
    初春というすてきな詩と写真をありがとうございます。

  2. 寒椿、そして、もうすぐ梅の花の季節ですね。今年の冬は例年になく寒いですが、お作品から、かすかな春の匂いを想いました。

  3. こしごえさん。ありがとうございます。イメージをふくらませて読んでくださり、感謝します✨

  4. 長谷川さん。ありがとうございます。季節を感じて頂き、嬉しいです✨

  5. マリメッコのルミマルヤを思い出します。
    詩に描かれている花たちがあかるくてほっとします。

  6. たちまこさん。ありがとうございます。ファブリックのデザインを連想されるところは、さすがデザイナーだと感心しました✨
    春を待つ花たちとして、希望の象徴になったら嬉しいです。

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