クリスマスプレゼント
サンタさんにお願いをした。 “...
ねばぁらんどがあった場所
12時になるちょっと前 言うことを聞かな...
俺の楽園
白い砂が広がり 椰子の木が...
遅い春を待たずに
かおる沈丁花のフレグランス そんなものは...
impression
感じた高揚感 然り気なく混じる違和感 濁...
夢十夜 ⑨
首の無い男が梨を皮ごと食べていた 「坊…...
残骸
1日は24時間ではない しかも体と脳は ...
しょっぱいお握り
心がひび割れて しもやけになっていた頃 ...
眠り
静かに ただ静かに 誰にも 知られずに ...
素心
あきらかに、めいかくに 語られる言葉であ...
夢十夜 ⑧
南国の島で肌を焼いていた 二十歳くらいの...
かくれんぼ
十数える間に隠れて 誰かに見つかるまで一...
夢十夜 ⑦
ぼくは赤ん坊だった 祖母が洗面器に湯を入...
星降る夜に見る夢は
顔も知らない誰かの 痛みを受信してしまう...
命
君の肩幅に まだ幼い 春の光 僕は壊れた...
アヴェマリア/カッチーニ
ゴルゴダの丘に晒された御子は 悲母の腕に...
雑 と 石
雑草。 ずぶとい。 でも。 優しい。 ✽...
FISH
おめでたい魚がいる 鮪 鰹 鯛 虎魚 鯵...
夢十夜 ⑥
軍人が来るというので 家財を全部庭に出さ...
川。
東口はスーツ。 西口はファッション。 西...
恋
みまちがえるほど 美しくなったきみは 微...
春待ち
春を待っていた さくらんぼの蕾も 春を待...
お玉じゃくしと赤ちゃん
お玉じゃくしが田んぼの角で 泳いでる。 ...
夢十夜 ⑤
ぼくは女だった 夜に二人の侍女を従えて ...
ふきのとうとわらべ
ふきのとうはいまだ地面のなか 道行くとわ...
花冷え
花冷えする日 グギュギャアアアアと 夜中...
水守
水晶にろ過された水ほど美味いものはない ...
奇蹟
くたびれた夜が アーケードの片隅の暗がり...
慕う
桜はつぼみ。 身体は冷え雨に打たれ激しく...
春はまだ遠い
鶯はいまだ鳴かない 激しく雨がふり濡れた...