ぷちぷちぷち
緩み切った心の切れ端を びよーんびよーん...
過去の自分へ
私は手紙を書く ペンを取って芯の先まで染...
魔引恋
この頃、魔力に襲われてしまったみたい 心...
時を刻め
ゆりかごから墓場まで 俺たちは家族、学校...
10years passed
俺は人生に貼り付けにされ 自由の中で 不...
百人なら
世界は広いね 百人いれば 百通りの感じ方...
ナッシング
不在のエッジが効いてくる頃 内臓が破けて...
赤いらせん階段
誰かがひいたレールに沿っても 我が道を進...
くろの回想 (by くろ)
俺が黒猫に生まれた理由? そんなもん 夜...
トラップ25
時間は平等だと 誰かが言った お前は本当...
おかげ
このお母さんから私が生まれて来たの お母...
リロード
クラウドが燃えても 俺の詩は残る 記憶に...
宴
午前5時の公園では もう鳥たちの宴が始ま...
犬の名前
犬の名前を並べる、 タロー、ルル、ブンタ...
新しき世界へ
灰色の世界で生きている 色彩は失われ、雲...
決意の空
胸いっぱい呼吸し 蒼穹を仰ぐ 想いは矢の...
詩と感想の倫理
事実、誰よりも泣いた世界で一番の泣き虫の...
そろそろねむい
何もないのを否定したくて 指を文字の上に...
虹の確信
ため息のような梅雨の中休み しばし晴れ...
偏奇館
東京、麻布の 小高い崖の上 館はひっそり...
プパラディウス
根源的には、感覚器官では捉えられないので...
氷を軽く鳴らす
坂の上にある松屋へ向かう、もはや猛暑 に...
2人を分けているものは
翼の向こうには 黄昏れの高い空 半分は夕...
母の味
冷蔵庫を開けると あなたが中にいた わた...
最期の息 ──或る詩人への追悼
ある晩に見た夢の中で 僕は詩人esに な...
たべそこね
ドーナツの穴にあの子をつめて のみこんで...
食肉
血のついた肉は好み? 、、...
あの日の君
あのときあなたに 身を任せればよかった ...
なけなしの愛を零しながら
不安を 見つめる 痛みと共に 生きていく...
ひさしぶりに僕は嬉しかったんだ
こみあげてくる感情が 身体中に伝わってく...