百日紅
今夏は 日ばかりで 葉がみえない 三...
スウィート・ホーム
屋根のない部屋で一人 雨にうたれながら ...
砂漠のサーモグラフ
乾いた砂が泣いていた 誰もいないはずの地...
2004年11月15日の下書きから
夜のうちに降ってくる明日を こぼさないで...
憂愁の中で私は
憂愁の中で私は 布団の上にだらりと投げ出...
わかりたくない
変な話だ 私はあなたの膨大な過去を遡り、...
いし君へ
熱い汗が おまえの唇のカーブを 塩と蜜で...
帰り道
帰り道に 読書ができる場所を 探そうよ。...
虎の中にいた毒穴子
俺は虎じゃなかった 最初から毒を持ってい...
サイレント・グレイヴ
霧の奥底で 何千年も眠っていた 一頭のク...
フールズ・ゴールド・ラッシュ
フールズの映画を観に行った時 コンビニの...
晴れのみが いい天気とは限らない
青空は深いが、 こまかいことにとらわれて...
睇
その声は アーキテクチャや いつの日か ...
心感デッサン41
心感デッサン 2025.7.31 by ...
ヨークアマージ
シルビアの甘路、肩からの髪はながれゆく ...
ボクシング
ボクシングほど 残酷で美しいスポーツはな...
トップスライダーの昼間と夜の交差点
私の愛を たなびかせる ハラペーニョ君 ...
地球に降って来た男
友達になった 魂を絡ませてkissをした...
神影
神影 果たせる哉、例へば闇夜が神の影とす...
かなしき病
胸の奥で燻る 黒っぽい火が ときどき外へ...
命題としての人間
死が、新たな生を呼ぶ 生は、死を必然とす...
来世
トマトになって、あなたの栄養になりたい ...
from me to you
近寄るな 友達ヅラすんな 私が一番あなた...
呼吸する場所
海のようで 地球のようで 宇宙のようなあ...
通り雨
激しく降った雨で 駐車場の水溜りをよ...
ブエノス・アイレスのフェイスレス
人間のふり 男のふり ケツふり 死んだふ...
しかく
四角い顔によく似合う 四角い眼鏡によく似...
機内の光景
機長のアナウンス、のち沈黙 やがて、エン...
水色の金魚
ゴミステーションで 水色の捨て金魚を拾っ...
ある夏の朝〜ダブルノックダウン篇
朝6:14 太陽は北極熊を焼き殺す 眠る...