沼
深いモスグリーンの森で 白く咲きそろ...
凛
表札 自分の住むところには 自分で表札を...
2月14日
握ったあなたの手は 少し荒れて あたたか...
不在
当事者不在の 足場固め。 鼻で笑われ...
窓の無い部屋
引き戸を閉めないで お日さまが見てないと...
紡ぎ
繋ぐもの 糸の結びつき、髪の結びつき ...
幾星霜と皐月の頃。
空と海の溶け合う場所、 この電子の海に帆...
桜
穏やかな陽気の中で 陽々と桜は 忙しない...
季節はずれのクリスマス
いまはもう聴こえないクリスマスキャロル ...
長旅
電車 電車は 何処へ行く 枕木の上 線路...
土の内部
わたしの呼気は
口の前で止まり
粒子の...
無題
寒さがくるんだ、暖かさ 皮がくるんだ、ス...
苦しみよこんにちは
あぁいらっしゃい こちらへどうぞ 外は寒...
風穴
優しい男の壮絶な話を聞く ぼくの心に風穴...
冷夜
鼻の奥に冷たい空気 夜の味がする 鉄のよ...
折れ目の温度
贈り物だけが残り、 折れ目の温度が消えな...
負け惜しみ
思い出がなくてよかった これからいくらで...
巡礼
巡礼がユーカリに吊るされる 救済でも神罰...
優しさ
自分はたまに 積極的に優しさを発揮したく...
魔物
雨が降った 合羽を着た でも、全部は覆え...
綿毛がゆれて
「綿毛がゆれて」 丘ではぐれたタンポポの...
※五行歌 三首「自分を底辺の 人間だと思えば」
自然とは 因果的必然の世界のこと 原因は...
生きるために ※(音楽付き)
いくたびも繰り返される 光る風の歌を 聴...
ラスク
今日、ラスクをもらった 味は忘れた ボリ...
夜曲はすこし、切ないほうが良い
夜曲はすこし、切ないほうが良い。 なぜな...
沼
今日も歩いていた 道を歩いていた ズボッ...
曇り空
寝間着を脱ぎ 顔を洗い 隙間なく連なった...
水色の刄
欠落して出会う 空がナイフ型に削られた ...
靴ひも
「走ると強くなるらしい」 その言葉を信じ...
「世界が世界を世界した」
最近、頭のなかで何度もリフレインする世界...