冷たい風
風が冷たく ふれた金属も冷たい 規範的に...
公を志す
公を志す人間に、友達は要らない 公を志す...
ヴェルター・ユンゲルトの遺言(日本語新訳版)
素豚卿スルル詠う民 季節咲かんです 破綻...
メタ認知
月も冷笑してしまう 走り続ける独創的...
供述
今日ぼくは 人をひとり殺しました 気の早...
神々のたたかいに翻弄されて
基本中の基本なのだけど、話し言葉と書き言...
午後
駅舎の垢を落としていた工夫が 簡単な朝食...
大切な ひみつ
ほんとうは 不安も尽きない 青空のしんし...
心感デッサン3 3
心感デッサン 2024.12.12 fr...
本当は
辛いって言えたら 行きたくないって言えた...
後の始末
倉庫を片付けていて 出てきた父の遺品 こ...
エデンの林檎
探し物が見当たらず
寂しく惨めな気分の...
最終回~featuring,Mrs Sazae~
毎日の洗濯物で 満艦飾に彩られていた...
喫茶店の楽しみ方
駅ビルの喫茶店で店外を見る 音楽を聴きな...
登校班の日課
まだ班で登校していた頃 僕のところは学校...
うざい男の詩
誰かにとって、うざい人間になろう 悪口を...
075
胸の 奥の赤 と 森の 奥の赤 が ざわ...
雀色時
暮れゆく小路で ひとりぼんやりと 踏切の...
心を亡くしても虹は架かる
ああ合わされた手は悲しみを 願いに変えて...
田舎
雪を足で押しのけ 家に帰ると 石油の匂い...
一人で想うこと
寂しいって思った時 この部屋に入って...
つれづれ2
つれづれ 2 かいこかいこと わたしをの...
電話線
雪曇りの宵闇に 水の流れのない河原を...
ぬくもり
ゆたんぽのぬくもりから離れられない 実家...
つれづれ
冬枯れの 野に小雨降る 牛たちは思いおも...
残滓は歌う
なにもかも 薄まった青に吸い込まれていく...
雨上がり
雨上がりの水槽が 好きだった 誰も手を挙...
夜鍋・ファッションセンター
「夜鍋」 夜鍋して 宇宙船を作って 乗り...
春に あい ましょう
静かに狂う私 どうしようもなく狂うのです...
満月
時空の狭間よ この汚れた大地に 限られた...