暑い秋なのに
暑い秋なのに 雲がひとつもない 悲し...
日だまりと記号の墓場にて
チューリップの咲いた足元に、 散らばるわ...
AI
穴を掘る 等身大まで掘る 中に入った 蒸...
自然
自然 僕は自然と一緒にいたかった 高...
ある希望
帰って来た 私は ここに 果てしない 終...
短歌投稿サイトについて
短歌は実に奥深い趣のある表現である。日常...
美人ナースの保身
私の職業は看護師である。本日、新人看護師...
行進する軌跡
りんごが木から離れるとき 地上に引か...
希望の一歩
水が光りながら 石段を流れ落ちる それに...
空を見上げる
自分のチカラじゃ 解決出来ない リアルを...
あの時、空は
雲が、 ビルのガラスに身を寄せる。 空は...
正しさ
世界は悪意に満ちている 悪意とは何だろう...
獄中プレイリスト
獄中プレイリスト コキ使われて 独房に戻...
机上
木漏れ陽のような 小さな音を立てて 空論...
みちゆき
明日また一つ 歳を取る 少しずつ 成...
たけのこ剥ぎ
商業高校を卒業し、同級生の友人と初めて大...
野村さん
薄汚れた布たち それはひとつひとつ生きて...
蟻塚の維持発展のために
蟻塚の維持発展のために 詩の概念の裾野は...
ことばじゃなくてもいいけれど、
ことばじゃなくてもいいけれど、ことばにし...
少女王国
エジプトの王家の墓から掘り出されたこの少...
奪えないもの
どれだけ辛くても どれだけ理不尽なことが...
ぐるぐる
例えば 悪い方向に 不幸、不運に向かって...
廃墟
なんにもないところに、きみを見出すのは ...
空っぽのわたしのその先
「空っぽのわたし」が、満たされて、さらに...
微笑の奥
口元は微笑んで、 背筋はすっと伸ばしてい...
オートマチック60mm/s
ランダムな乱数、バター、ひらめき 教会の...
大阪環状線
環状線に乗り、鶴橋駅のホームに立つと乱立...
103
人と人が 交わるところに あかりが灯る ...
逗留
美しい都市に潜む小さな悪意に 行き先の異...
お大事に
お酒をたらふく飲みました 翌日、酷い二日...