供物
和菓子やケーキ 焼き菓子よりも チ...
gastronome 71-80.
71 ぼすの顔に似合わない 好きな食...
小波
さわさわと風に揺られて ちらちらと水面の...
なにか勘違いしてらっしゃる
なにか勘違いしてらっしゃる 知らな...
唇に歌を
ほの暗い空に尖ってゆれ動く 銀杏の枝先 ...
048
振り仰ぐといきなり 視界が塗り潰された ...
風が吹いたら
太陽が顔を見せたら ベットから体を起こし...
ギムレットに酔いながら
なんとなくだが世界がこのまま綺麗に繋がっ...
気泡
中華料理を食べそこねた兄が 急行列車で帰...
言葉遊び
はたせなかったやくそくが はたされないま...
道端の草
道端の草ってさ なんのために生えてきてい...
ナイーブ
一人の女性が人生という雑踏の中を駆け抜け...
モア・ビート・ジェネレーション(チバユウスケ追悼詩)
ねえルーシー知っているかい アウト・ブル...
南十字星
南十字星 地球は太陽のまわりを 回ってい...
047
朽ち果てていくものに 愛おしさを感じてし...
デッサン
見たものを見たように キャンバスに描き写...
空の通路
空に通路を作っていたけれど 途中で嫌にな...
gastronome 61-70
61 ポカリスエットぐらいの朝 とぎ...
空気で水かきをしている人
あの人は いつも笑ってごまかすんだけど ...
菩提樹の樹下で
木枯らしの悪戯が 生命の息吹を持ち去っ...
たった一つ
あなたがふいに口ずさんだ歌を 僕は知らな...
暖かく頼もしいあなた
寒くなったね 私の心はいつでも ゆらゆら...
gastronome 51-60
51 ひとりで飲み屋に入る今日の幸せ...
てるてるぼうず
吊るされている てるてる坊主に 私は問い...
046
落書きがアートと 呼ばれるようになったの...
生命の妙
晴れた夜空に瞬く 綺羅星の群像 街のネオ...
kinda slapstick
「あなたってあぶくみたいな人ね。ぶくぶく...
お正月
師走らしく わざわざおいでくださった 昼...
いまだ山登りを続けている君へ
なるほどね。小学校のときの夏休みの宿題の...
火と計画
人類に火を与えねば おれはそう言った 好...