むかし話。倒錯行為よりも前にあった物語り。
むかし話。倒錯行為よりも前にあった物語り...
見つからない道を探しにいく
今では 迷わなくなった 道 ちゃんと 歩...
思い出のコメディ
老婆の隣をただひたすら歩く そんな仕事が...
そっと隠れるように
梅雨も明ければ 帰ってくる人がいるでしょ...
朝顔
ほつれていく声 せめてもの手向けに ひと...
すっそぜみ
千森重打(せんもりじゅうだ)すっそぜみ ...
時刻表
朝を待つ列の 最後尾に もうしわけ程度に...
西日の記憶
鋭い鎌と業務用梱包テープ一巻き それ...
ここはあべこべな天国と地獄
吐き出せず固めた思いは 心を突き破ってト...
悲しい時にゃ
悲しい時にゃ 泣きましょう 涙が出るうち...
雨
ああ 雨が降っている やまない雨 土にま...
後味
果たされなかった 満たされなかった 夜空...
付き合いのいい友達
酒は俺の友達さ 嫌な事があったら 一緒に...
何になりたい?
星になりたい 流れ星になりたい 星々を抜...
詩のようなもの
詩は書き記された詩そのものにあるのでは...
海の泡
海の泡になって朦朧と夜を渡りたい 明け方...
白猫
眠たい白猫が誘う チョコレートコスモスを...
人間は
人間は悲しみを ...
あさの言葉
東からの陽で 南側の窓の網戸がひかり 伸...
虹
水管橋に降り注ぐ光 何がしたかったの わ...
この道
ずいぶんと 他人にとっては 不可解な道に...
ほんとなの?
見ない言わない聞かない 嫌いになりたくな...
フーテナニー
詩と書いて、うたと読みます。 カラオケに...
つばめと雲と太陽と空
つばめと雲と太陽と空を 見上げているのは...
休憩しよう
そこで俺はベンチを見つけた 海岸のそば...
動くペダルは日常
ため息の数だけ 空を見上げる 下 見ても...
それらしいこと
それらしいことをほざき ことほぐすなかで...
LAND OF THE SEA
はく白の太陽が この土地を照らすと 花々...
手紙
からっぽの部屋で とうめいな夢を見る こ...
(夜)
冷えた水面に枯葉が落ち 諦めが輪となって...