ドクター
わたし医者って大嫌い 神様にでもなったか...
異邦人
ギリラ太陽の掌は子供ラを素早く接触し 永...
愚か者の証明
使い古しの 不織布の白いマスクが 水溜り...
Avanti
詩人の友の「活動二十周年」を祝う 朗読会...
温かくも、冷たくもない
雑踏に身を任せることが 少なくなった 時...
或る夜の対話
古の詩を嗜みつつ 酒を呑み 体なきひと、...
フルーツメモリー
ひどい青さの落果 そんなに思い出を失くし...
母・内なる・闇
母よ 私の愛よ 母よ 私の罪よ 聞こえて...
忘れ花
いつのことでしたか 忘れてしまいましたが...
未熟者
鬱病者も 詐欺師も 医者も 札束を数...
キミに棲むには
キミの前だとどうしても言葉が溢れ出てしま...
ヤブガラシ
拝啓、初秋のみぎりスイッチョン。 あぁ、...
盆の歌
浴衣の帯が苦しくて 不機嫌な顔をしていた...
東屋の思い
海が見える丘の上 いつも君は朝と夕方に目...
線香花火
今宵、源氏蛍と平家蛍が集い 1つになって...
夢
私はまだ一度も夢を見たことがない いや見...
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて
今まで繰り返し商業誌のなかで詩人の作品は...
王様のはなし
あるところに王様がいて 誰もが幸せになる...
いつかきっと
この世は 巨大なゴミ箱へと進化を遂げ 産...
存在証明
生き残るためならそんなことは必要ない 目...
獣の印
あなた開催派? 中止派? あなた打つ派?...
ライフ
死ぬときになにを言うだろうと考える オレ...
境界
夜更けの三叉路を 左へ折れる。 稲荷神社...
眠りの道は暗中模索支離滅裂
眠りに入るということは 日常の意識がなく...
空蝉の詠みける詩
見上げれば 夕焼けの空 振り向けば 有明...
忘れもの
ないないない どっかおいてきちゃったのか...
東京
東京の 街の どこかで 僕は 君を 探す...
送り火
ともした線香の香りが連れて行く どこかへ...
ひりひり
四六時中 うろつく鼻がある 苦娑婆を咥...
内藤さん
よく来てくれたわね こんなにいいお嫁さん...