晩秋
冷え込む朝。 透明度が増した空は 川の流...
悪夢
真っ暗だった 自分の存在と うごめく何か...
連投詩『廃棄済』
本作品は消費期限超過につき、すべて廃棄さ...
郷愁
たわわに実る柿の木の向こうで 一日の終わ...
Party
キャンドルの炎 (こんなに電気灯いてんの...
自問自答
まっすぐな瞳で 嘘偽りを許さない瞳で 透...
花
花が咲いていた どこにでも咲いているよう...
水
水 あなたは私の中にある 水の あなたは...
位置
今、僕はどこに立ってるんだろう… 何かに...
深い黒髪の少女
結いかけた髪の束 ほろりほろりと 肩に寄...
光芒
きっと 夜を飾るのは 星彩じゃなくて 一...
詩人
優雅な旋律の音楽は 蜜を垂らすように ハ...
紫陽花
花曇りに憂う 雨の結晶なの 生命の証は ...
翡翠
青と黄色を揺蕩う翡翠 醜さは解き放たれた...
努力の意味
君は翼を背負い大空を翔る 僕は重荷を背負...
風
夜凪に耳を澄まそう 宵に彷徨って 廻る想...
役目
私は柴犬 昔、マルチーズになりたいと思っ...
入院
(ちょっぴり改稿ver.2022) ...
ピーチアンドリリー
約十五歳、イカリソウの白よりも ライラッ...
クリスマス前夜
凍える夜空 吐く息を白く震わせて なぜか...
月の福音
月影に雪煙が輝く 神秘の世界の魔法は ま...
Be like water
水の如く在れ 水蒸気から雲へ 古い時代に...
雨垂れ
錆びた傘の柄を持つ しわくちゃの老婆 雨...
愛を 失ったら 生きて行けない
愛について 深く 書く 勇気は ない し...
なんにも もう こだわるまい
病んでる 過去に さよなら 書くには ど...
世界の楽しさ 人生の嬉しさを 詠(うた)おう
世界を 祝福する そんな 言葉を 持って...
赤い実がひとつ
赤い実が ひとつ 落ちて落ちて ...
敬愛エンジェル
チェルシー・ホテルに集うパンクの源流だ ...
わた
誰にも気づかれずにそっと 胸に わたに ...
消像
一人ぼっち いつもさびしく微笑んでいる ...