夢の名残り
昼の柔らかい光が部屋に注いでくる 僕は午...
やよい
きみは木立の中に 透明な花を 隠して...
帳の向こう側
厳かに下りた夜の帳 つまり光の境界線 向...
砂時計
時が永久に止まる 砂時計は天から飛出し ...
裁かれる者
みどりいろの足でもって カモシカたちを踏...
夢うつつ
病が昂じて余命はもうないと言われてしまっ...
白い川
川縁に一人立っていると 背後を笑い声...
Y
歩けば足裏の痛くなる砂利道や 雨が降れば...
願い
たった一つの言葉でもいい 想いを伝えられ...
戦争
北の国で 朝起きてテレビで見た 布団の...
花ゆえに―
空気はバリバリと裂けて この激しい陽光に...
金色の時計を投げた日
今日で高校の 卒業式から三十年 あれから...
炎上論
炎は暖かいものです。 遠くにいる人は癒さ...
レンガ道
晩の嵐の止んだ朝 どっぷり濡...
ハコヤナギ
おお それは ハコヤナギの芽吹く頃だ ガ...
花に寄せ、花と巡り
咲いて散り、土塊となり 咲いて散り、土塊...
春宵夢
朝は窓という窓を開け放って 春の丘の上に...
夢の中で願う事
のめり込む楽園の園 潜りたい布団の中 浸...
for the first time
会いたい思いが 散るように地下に降りる ...
1994年12月、鮮魚部作業場にて
前日退社後 掃除のバイトくんが い...
零雨の降る
零雨の降る 静かに 静かな 零雨の降る。...
風鳴る小径
風鳴る小径に足跡つけて まだ朝靄の夢の中...
春の予感
春は近づき 気分は軽く明るく 君の黒髪日...
挫折の記憶の中の愚かだった己を救う言葉
あの時の寝ぐせで眼鏡でダサかったどうしよ...
茹でる
忙しかった日々を懐かしく思うなんて つい...
乗り合いタクシー
駅から家までゆっくり歩いても20分の...
雪の夜
黄色い花が独り ふるえていました 立ちど...
蕾
ほら、そこにあるでしょう すぐそばにある...
オリンピック最終回
たまたま生まれたのだ 理由を探しても見つ...
ブラインドデート
車のハンドルを握ったとおもったら もう目...