海
尽きる事のない様に見えた 波のたゆた...
ジュリアン
夜が来て 刺すような凍をそそぐ星 ...
寂しそうだった
テラスの手摺にもたれ 川を眺めている人が...
たぶんルゥザロメ
彼女の姿が見えなくなってから まだ三日し...
おはよう
太陽がビルの端に沿って 登って行く 幼稚...
黒板
雨の初日 都会にも雨が降った たくさんの...
きみに
泣かないで 泣かないで… 何時でもきみの...
La Luna
貴女は何でそんなに表情を変えるの ぼくは...
052
誰かに 呼ばれたような気がして 振り向く...
遠い雨音
ハルシオンとサリンジャーが私のお守り そ...
夜想
月の鏡に誘われて 琥珀色のグラスを傾け ...
アトムの木
アトムの木を見つけた。 やっと見つけた。...
抜刀
カゲロウが唄を歌いはじめた そらに雲が細...
冬の十六夜
日没の ビル角に覗き込む月 真向かえば...
仲間たち
ひとり部屋で寝る娘によって 何やら運び込...
「今さら」
それは昔の話だ くだらない子供の頃の夢さ...
流転
馬車がみえた ぼくは石畳のなみきどおりを...
ベランダ
お隣のベランダで お葬式が始まっている ...
紅い果実
儚げな 小さな白い花を 摘んでしまいたい...
心感デッサン7
心感デッサン 2024.1.24 by ...
飼育
屋根に不備のある家 猫の死顔と赤い心臓 ...
gluttony
ほんとうのことをいえば わたしはいつでも...
「心おぼえ」
「寂しい」 とか 「離れたくない」 とか...
いけばなシリーズ(9)
あなたの為の奉仕です 洞窟の奥では火を起...
栞
体温が微かに響く 駐車場の隅に捨てられた...
人間降格
お犬様だったのに お犬様だったのに お犬...
旅酒
恋谷橋から ぶらり ぶうらり かじ...
マサセッチュー州の
戦いの歴史から 国歌を作り 旗のガラ決め...
こころの影
たまに見える心の影 この人もあの人も 曇...
季節がへん
暖かな日が続いている 冬を感じたのは一日...