儚い冬の夢
儚い雪の一片 手のひらに音も無く 舞い落...
四月の風が ~ハードバージへ~
七月、焼けつく陽射しに倒れたとき お...
街
轟くものを前にして 見上げる人たちがいる...
いつか
いつか、約束したのは 子供心のまま無邪気...
幸せのテンポ
こんな話、どこかで誰かにもしてみたい 心...
おわり の はじまり
ちゅうもく しなさい め の まえ に ...
寒い季節
こっちは笑いたいことなんか何もないのにひ...
オルゴールはひとたび凍る
忘れかけてた夢の続きを もいちど回して動...
街とんぼ
線路沿いの路肩に這う茂みは朝顔らし...
熱湯コマーシャルを思い出しながら
もちろん自分は何者でもなく だが何者...
未来
創り続けてゆく未来― それがあらゆる可能...
タランチュラ
がぶがぶと水を飲もうとして 口をあけると...
いいわけ
いいわけ 良心を説明してもとんちんかん ...
春色の刺激
春色の刺激に鼻腔が反応 むずむずたらたら...
年下の男
あの日は鶏すき鍋と ブリシャブを囲ん...
ゴール裏から
詩を書くひとは 「太陽系の外へさえも...
雨唄の夜
いつのまにか日が暮れた帰り道 ダウン症を...
JKに問うマジ卍
売り出し日の午後の作業場は忙しくも ...
風船のゆくえ
幼き頃のわたしが 手を離した風船は どこ...
良いに酔いを重ねる宵
目を覚ましたら 過ぎていた 乗り過ごして...
冬の垣根
あのミノムシを母はどうしたのでしょうか...
ふ
ふ、が好きだ ひらかなの、ふ 折り...
充実した人生を過ごしましょう
労働の価値がますますペラペラに payp...
つまり
壁がそこにはある 見ることはできない、触...
М嬢へ―合格を祝す
貴女の夕暮れは突如訪れる そして夜明けも...
黄色の瞳の君
君は全く無邪気で気ままだ ある日は突然「...
健康増進法
神様が人間の事を気にかけているとすれば、...
誰に許しを請うの?
届かなくてもいいから 叫ばせて 腹の底に...
花粉マジック
ふっとするとタラリと 垂れてくる鼻水の不...
言葉
「詩人はみな自殺しろ」 テポドン降りしき...