風鳴る小径
風鳴る小径に足跡つけて まだ朝靄の夢の中...
春の予感
春は近づき 気分は軽く明るく 君の黒髪日...
挫折の記憶の中の愚かだった己を救う言葉
あの時の寝ぐせで眼鏡でダサかったどうしよ...
茹でる
忙しかった日々を懐かしく思うなんて つい...
乗り合いタクシー
駅から家までゆっくり歩いても20分の...
雪の夜
黄色い花が独り ふるえていました 立ちど...
蕾
ほら、そこにあるでしょう すぐそばにある...
オリンピック最終回
たまたま生まれたのだ 理由を探しても見つ...
ブラインドデート
車のハンドルを握ったとおもったら もう目...
ただ、腹の中で
腹の中で 消化されていく過去が 沈黙の中...
酒鏡
桜散り、なみなみと注いだ桜酒 今宵はさぞ...
梅林
ささやかな梅林をすぎるとき すこしばかり...
海と太陽
海に沈む太陽がとぷんと音を立てた頃から ...
後悔しない為に!
あの時に入手して置けば 後悔する事はなか...
天皇杯
キム・ジンヒョンが蹴り上げたゴールキッ...
花として生きる
植物の呼吸するが如く 甘い抱擁は精神の養...
夕やけ
惑いというより 醒めた哀しみを眼差しに湛...
儚い冬の夢
儚い雪の一片 手のひらに音も無く 舞い落...
四月の風が ~ハードバージへ~
七月、焼けつく陽射しに倒れたとき お...
街
轟くものを前にして 見上げる人たちがいる...
いつか
いつか、約束したのは 子供心のまま無邪気...
幸せのテンポ
こんな話、どこかで誰かにもしてみたい 心...
おわり の はじまり
ちゅうもく しなさい め の まえ に ...
寒い季節
こっちは笑いたいことなんか何もないのにひ...
オルゴールはひとたび凍る
忘れかけてた夢の続きを もいちど回して動...
街とんぼ
線路沿いの路肩に這う茂みは朝顔らし...
熱湯コマーシャルを思い出しながら
もちろん自分は何者でもなく だが何者...
未来
創り続けてゆく未来― それがあらゆる可能...
タランチュラ
がぶがぶと水を飲もうとして 口をあけると...
いいわけ
いいわけ 良心を説明してもとんちんかん ...