独りの夜に
あの時すぐ謝っていれば 要らぬ意地など張...
水影
水の惑星の縁に群れる雲は 答のない問いを...
戯言
月を美味しく食べるには SNSの岸辺を離...
クラス替え
横目で見ていた貴方は 私が躊躇している間...
記す感情
文字にしたかったヴィヴィッドな感情は 記...
重荷
自分の未来は自分の責任 いわば1人の人生...
エスエス橋の上で
夢の中で道に迷うと目覚めなくなるって本当...
アスリートは伝えたがっている
日本経済一流、政治は三流といわれた時代は...
深窓の老女
幸せになる筈でした あの頃は 周りの人達...
詩人
訊ねた あなたは小説家になりたいですか ...
ドクター
わたし医者って大嫌い 神様にでもなったか...
異邦人
ギリラ太陽の掌は子供ラを素早く接触し 永...
愚か者の証明
使い古しの 不織布の白いマスクが 水溜り...
Avanti
詩人の友の「活動二十周年」を祝う 朗読会...
温かくも、冷たくもない
雑踏に身を任せることが 少なくなった 時...
或る夜の対話
古の詩を嗜みつつ 酒を呑み 体なきひと、...
フルーツメモリー
ひどい青さの落果 そんなに思い出を失くし...
母・内なる・闇
母よ 私の愛よ 母よ 私の罪よ 聞こえて...
忘れ花
いつのことでしたか 忘れてしまいましたが...
未熟者
鬱病者も 詐欺師も 医者も 札束を数...
キミに棲むには
キミの前だとどうしても言葉が溢れ出てしま...
ヤブガラシ
拝啓、初秋のみぎりスイッチョン。 あぁ、...
盆の歌
浴衣の帯が苦しくて 不機嫌な顔をしていた...
東屋の思い
海が見える丘の上 いつも君は朝と夕方に目...
線香花火
今宵、源氏蛍と平家蛍が集い 1つになって...
夢
私はまだ一度も夢を見たことがない いや見...
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて
今まで繰り返し商業誌のなかで詩人の作品は...
王様のはなし
あるところに王様がいて 誰もが幸せになる...
いつかきっと
この世は 巨大なゴミ箱へと進化を遂げ 産...
存在証明
生き残るためならそんなことは必要ない 目...