はじまりのうた
私として 生きることを 始めます きっと...
孔雀
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つぶやく
知っていた世界よりも 今の世はずっとつぶ...
花をかがす少女
うちの いえには おおきな にわがある ...
12歳の幽霊
膜に覆われた甘い水の集合体が 模様をかた...
白の記憶
すこし濁った水だった 空が低いせいで 季...
石庭
少年と少女 青年と恋人 おじちゃんとおば...
マーブル学序説
まだ産まれていなくて 生きていて そ...
田舎司祭の伝言
或る映画ほど、日々に笑いもなく 或る映画...
居間の私
さめたコーヒーを一口飲んだ。 明日がある...
花筏
落ちてくる花びらを じっと眺めている。 ...
ままよ
簡単なことなど一つもなかった そこを簡単...
マネキン
わたしを見つめる ちっちゃな淑女の憧れは...
日々の土産
久々にひとり旅で、箱根の宿の土産コーナー...
微熱の海
わたしをくるむあなたの器官を 海と呼んで...
水色の空
何処から何処へ 幾多の声を水は流し 枯れ...
桃太郎の神殿
今日こそは 生まれ...
海をわたって風のくにへ
西へと みじかい眠りを繋ぎながら うず潮...
(詩論)初級編:言葉の真理のチェック問題
x=日本語 , Aを任意の予測されるひと...
Omelet
“To be, or not to be...
共鳴
あなたは 綺麗と言って微笑んだ わたしは...
あからすべてがはじまる
あたし あなた あいしてる あお と あ...
つながり
とんぼは人間におしえてもらわなくても 空...
頭上の鐘の音
少年はまだ少年で 世界の全ての虚飾性に気...
あなたに終わらない五月を
新緑の木漏れ日 雨上がりの朝 ひとの気配...
夜来る
背の高い男が岩の上に立っている 月明かり...
日々回避する
浜に打ち上げられた鯨 太陽に目を潰された...
初心
えっと 初心忘るるべからず ってのは つ...
英雄夢想
たとえば電車待ちをしているときに飛び込む...
夏を迎える、少し前の
午後7時で、まだ明るい 日が長くなりまし...