愛と壁
人々 空を行く 人々 地を行く 羽を持ち...
アメリカ
カフカは、『アメリカ』を書いた その満た...
満月の管理人
団子、いるかい 帰ってくるなり彼からの一...
葉光は僕を洗う
透き通る 光が 僕の胸に突き刺さった 真...
ポリフォニー
信じている人には空は青い 樹立ちの陰に入...
ノートルダムの毛虫男
体温調節機構が破綻し 異常上昇した熱で ...
ノートルダムの毛虫男
割れ割れの最小単位 裏腹に通り過ぎる日常...
愛の強さ
愛はきれいな心のもとに宿る 私の心は汚れ...
武蔵野線車内より
向かいの長椅子には 日本人の老人が隅にひ...
夕闇
道祖神すら誘われる細道があった 僕の髪を...
コスモスの陰には
気配を感じ 人の流れの中で振り向く 気配...
またね
何とかなるさ と 自分に言い聞かせる。で...
「いつまでも変わらない」ともがく「あなた」と「変わろう」ともがく「ボク」
綺麗な心 逞しい心 澄やかな心 いつまで...
写楽
久々に寿司屋の暖簾をくぐり 独り腰を下ろ...
デルタイ
死すとも可なり ダイモーンの声は東の野よ...
海
海 大空を映す鏡 海よ なあ海よ 波立っ...
涙
涙は人を癒す 悲しくても 嬉しくても 幸...
帰路
今 宇宙の果てには何があるのだろう もし...
宙に浮く
求めるほどに 遠く離れていくそれは 幸せ...
ランナーズハイ
ジョギングで夕暮れの道をゆく いつもと...
愛の工場
けだるくて死にそうな夜に 彼はひとつの『...
夏の終わり
漆黒の空の隅に 打ち上げられた花火 両腕...
占い
スキキライの占いやったことあるか 花びら...
工場
流動する、イメージについて 多くは、否定...
シュレディンガーの猫はカツオブシの妄想に耽るか?
Ⅰ. 私は重度の猫アレルギーだが 部屋に...
故郷の歌
今と久しぶりに会う今を 懐かしむ 蜩の歌...
本音
死のうと思った 誰かに気づいて欲しかった...
別れなんてね、電車。
乾いた空気が、私の喉を突く。 コンコンと...
絶対的な秋
すみやかな空間を越えて、 できるだけ高く...
愛について
ひどく混乱したまま、 阿Q正伝、人民のま...