独白(ト書き付き)
おまえを微分して おまえのすべてを解き明...
闇が焦がした翼
闇が焦がした翼 を 癒す...
お墓
今も 一つの 存在が 無くなった ここに...
高層ビル
東京の空 覆い隠すビル 人々は下を向いて...
鴉
早朝の渋谷 生ゴミを食い散らす 目を合わ...
折り返し
未来の結末から逃げ切るために 時間は過去...
共鳴
目を つむると 鳥の声が 聞こえて ここ...
山の川
ある日 父親に連れられて キャンプ場へい...
蒸発
このままどこへ向かうのだろうか 北朝鮮が...
ジャズの詩(過去の詩、終)
夜の汀に 静かに打ち寄せる旋律が 月を濡...
背番号
そうなろう そうなりつづけよう 来年もそ...
涙の原因
高熱で 苦しいとき たくさんの 言葉が ...
90歳のわたし
待ち合わせ時間の15分前に着いたのに も...
キラキラ公園22時
苫小牧港 大潮 大型船の往来を眺められる...
クリストシュトレンとおせち料理
クリストシュトレンとおせち料理 みん...
幻DIE死
世界を終わらせる旋律を歌う鳥が つみびと...
キース・ジャレット
懐かしさ漂う どこまでもやさしいピアノの...
石垣りんの墓前にて
りんさんの 夕日に染まる 波の詩 ( 写...
夏の予定
観葉植物に餌をやり忘れて 餌はやらなくて...
登山と下山
若い人の自死はわかるよ その元気があるか...
好奇心
先が見えない 星明かりの夜道を 駆け抜け...
扇風機
息が止まるくらい 扇風機に近づいた 遠す...
ツンデレアゲンスト
息が止まるくらい 強い向かい風でも 歌っ...
少しだけ曇った朝について
俺は秋が好きだ 夏が好きだけど 秋は匂い...
限界の先を夢見る
あの人の まなざし深く静かな 群青色は列...
ゆうやけ
なみだいちに、やってまいりました なみだ...
Weak Coffee
コーヒーは言うのです 専門店の浅煎り豆を...
遠い国
そこには 雪が降る 色を持たない 冬の旅...
メッセージ(過去作、焼き回し
机が整然とならんでいる 錆びたロッカー、...
火を絶やさないように
うわごと めくるめく速さで 火を絶やさな...