朝焼け(ソネット)
きみの瞳に映る 朝焼けについて学ぼう 夜...
ディーゼル車
汽車に乗って 音楽会へ行く くすんだ窓枠...
川のある街
白い形の声が落ちていた 門扉が壊れて困る...
搾取餅
大学生がこんなにも忙しいのは 大学生が搾...
種の存続の本質とは。意外に良くできているじゃあないか。
DNA- that’s wh...
砂漠に行った
砂しかなくて、砂ばかりなのだから 頭の中...
雨
仄かに薫るペトリコオルが 僕の記憶を揺ら...
030
恩知らずの夏が またやって来る 何も返せ...
トンボ
ビビッ ビビッ ほんの一瞬で 舞い上がる...
手
あなたの手は 口の代わりに一生懸命に人に...
凄腕のガンマンが
凄腕のガンマンが 一線を退いたあとは 殺...
教えてあげたい
30歳になったときの気持ちは30歳になら...
習い事
習い事をする指 花粉が入ってきて 鉛筆に...
メールヒェン
朝の光の まだ ささない頃に 女が...
ひとり
町のショーウインドー お前が写っている ...
未来は無限
わたし この世界にはこの世の中には凄腕の...
夏至
暮れることのない日々 差し続ける光 ぬる...
唇
その唇で 言葉のシャボン玉を 際限なく繰...
ふれる
鳴りやまないあの曲も きっといつか終わっ...
山脈
冬の山の名残りただよう稜線に しのび...
白い羽の人
五月がやって来たから 石清水八幡宮からや...
Moon
夜空を見上げてみた 月が光っている か細...
武労訓
丘を壊したら銀が出たよ 銀を売ったら金に...
夏来たれど
暮れなずむ夏の空 つがいのとんぼが愛を深...
まちくたびれて
ついつい いいたく なる もう まちくた...
理解するということ
金色に輝く イヤリング ささやくは 誦文...
詩の意味
何時だって、詩は私の逃げ道だった 逃げ道...
雨の日
悔やみはしないよ 雨が降り出しても 傘が...
懐かしき馬鹿
飛行機雲を見て思い出したんだ 「僕のほう...
029
あなたとわたしの間に 景色を置こう 交差...