『見えないもの』
見えないものは 僕らの前を通り過ぎる ま...
親友の蝉へ―ごめんね―
どこを見ても蝉だけ。 蝉は僕を絶望させる...
小径スケッチ
誂えられた径の奥に アジサイが見える バ...
窓ガラス
「窓ガラス」 こぼれ落ちた大根の雫に 後...
666
知らない風の行方を 追いかけながら 誰か...
寛解
胸の底で 騒つきが回りはじめる ザラつく...
流星の炎
無理に探すと見つからない 心を灯す流星の...
幸あれ
ふと声をかけられた 振り向けば そこに立...
アヤメ後ろ姿
灰色の 憂いをかき消す 凛としたアヤメの...
雨の降る季節
雨の降る 季節には 傘を忘れたりしない ...
近未来の言葉そのものの概念
足立らどみさんのひとことダイアリー 20...
クーペのあんちゃん
わらぶき屋根と さほど変わらないような ...
sideways
横顔が好き 私の方を 見てなくて いつも...
穴
景色の無い道 母に手をひかれ 歩いている...
忘却
人は忘れる 大好きだったあの子のことも ...
づん
今日も楽しい街に出かけよう さあるんるん...
さざなみ
僕という人間は この世にただ一人で この...
たんぽぽ
私は今揺れている 大地にポツンと咲いてい...
121
水の色は 水色ではなく透明 正解はいつも...
あなた
あなたのそばにいるだけ あなたの悩みをき...
うさぎのファー
ジャケットに くるまれていたのに ファー...
本性
幸せな人を見るたびに 少し心が揺れる 夢...
砂原の浮草
砂原の浮草に花が咲いた 循環バスの窓を開...
腕時計
父の荒れた手に 渡された小さな箱 お...
機微を咲かせて
未熟だった自分を責めてみても どっちもど...
あまくだり
よしんば、あまくだりたまえど 奉賛するに...
念の焚ける黒黒
沈む夜 四つ目の夜 霊を見たのか? あの...
ワンダラ
ちいさな穴がある わたししか見えていない...
アンナ・カリーナ
祈っていた 手を合わせる 星を感じた こ...
プレゼントと二人乗り
好きな女の子の誕生日に告白して 玉砕した...