21世紀もずいぶん経った
誰だこんなとこにタイムマシン設置したのは...
ミナモ
ミナモは 鏡のように平坦で いつまでも変...
まちぼうけ
まちぼうけをしている 霊園のお墓のなかで...
遠雷
空が終わるまで 遠雷は鳴る遠い私の歌です...
夕方~どうしようもない虚しさと~
例えば私が灰だったとしたら きっとあの茜...
手術室前
ひんやり 薄暗い廊下 見えない何も 見え...
宴の後
机に空いた酒缶 つまみのかけら 昨日まで...
旗振り男
工事中の看板の横 ヘルメット目深に被り ...
僕が音楽をやるといったら
初めから突き動かされた訳じゃない のめり...
メール考
送信の印を、押せば 一瞬で相手に届く ...
小さな太陽
ぽたり、汗は落ち、土に浸みた しゃがんで...
月夜の幻影
ゆるゆると満ちてくる赤 だんだんせり上が...
LOVE SONG
マ ヌ ケ 跨る 底 ...
詩集
あなたの怒った顔を 見たことがない いつ...
メメント・モリ
僕の生まれ育った町には たそがれ坂という...
パスタ
パスタを茹でながら 君に別れを告げる夢を...
盲目のピアニスト
闇の中に光を見いだせるのか そのしなやか...
音階詩2
どいつの都々逸 同一視 死にたい死神は死...
青空
照射 ...
ある日見た夢
今は風が吹いているから 何も話さず夢野原...
祭りの教え
右と左の手を握って出され どちらがアタリ...
息
青空は生物の息ではないかしら すてきとい...
山藤
あんたがあたしのモノにならないんだったら...
記憶街
静寂さを突き詰めると時は螺旋を描く かつ...
空白
風はどこかの雑木林を通りすぎて 雑木林の...
音階詩1
どうすればいいのかわからない れきしに答...
ロンサール
丘をのぼる石だたみの坂道でうずくまってい...
あたしにとって
いつか あのバンドはボーカルの歯がピカピ...
ラッキーナンバー
毎度毎度のくだらねぇ日々 耳に流し込むオ...
土へ還る
夜の あまりに底知れぬ 静けさに 耳がお...